初等音楽科の授業担当者に求められる音楽の総合的能力―音楽理論の知識と理解,および楽器演奏の技術的側面から―

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  • ショトウ オンガクカ ノ ジュギョウ タントウシャ ニ モトメラレル オンガク ノ ソウゴウテキ ノウリョク : オンガク リロン ノ チシキ ト リカイ,オヨビ ガッキ エンソウ ノ ギジュツテキ ソクメン カラ

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抄録

小学校では,概ね低学年から中学年までクラス担任が音楽の授業を担当している.小学校の教員は,国語や算数だけでなく,音楽・図工・体育を含めた全教科の授業を行うことから,小学校教員養成課程では小学校の全ての教科に紐付いた「教科教育法」が開講されている.「音楽科教育法」もその一つであり,小学校教員を目指す学生は必ずこれを履修し,指導法を学ぶこととなる.しかしながら,音楽は主として経験の多寡による得意不得意の差が無視できない分野であることから,学生全員に一律の学習内容を求めることには少々無理があると考える.そこで,本稿では小学校学習指導要領が求める内容を踏まえつつ,音楽専科ではない教員を目指す学生が身につけておきたい音楽理論の知識や楽器の演奏力と,学生自身の音楽に対する感性を養う必要性について,実例を挙げながら論じていく.

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