Terrible triad injury with LUCL detachment at the ulnar side which left PLRI: a case report

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  • 肘外側尺側側副靱帯の尺骨付着部損傷により術後に後外側不安定性が残存したterrible triad injuryの一例

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Terrible triad injury(TTI)において外側尺側側副靱帯(LUCL)の尺骨付着部損傷はまれである.症例は20歳代後半の女性の墜落外傷で左肘関節後方脱臼,橈骨粗面に及ぶ橈骨頭骨折,鉤状突起骨折を受傷しTTIと診断した.Kaplan extensile lateralアプローチでの展開時,上腕骨側で伸筋群筋起始部・LUCLの損傷がなかった.鉤状突起はLasso法,橈骨頭はプレートで固定した.LUCLは輪状靱帯と共に尺骨回外筋稜から剥離しており修復を試みたが確実な手技が困難だった.術後9日目に再脱臼を生じた.再手術では同一皮切でKocherアプローチの筋間で展開した.尺骨近くでLUCLの断端を認めアンカーで修復したところ安定した.術後2年目,痛みや不安定性はなく元の生活に復帰していた.LUCLの尺骨付着部損傷に対してKocherアプローチの筋間の併用が有用と考えられた.

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