内臓動脈瘤破裂に対するIVR
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- 井上 政則
- 慶應義塾大学放射線診断科
書誌事項
- タイトル別名
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- IVR for Ruptured Visceral Artery Aneurysm
抄録
<p>内臓動脈瘤破裂は極めてまれである。しかし存在部位によって破裂のリスクが異なるため,予防的な治療の適応も異なる。また近年では特殊な病態である分節的動脈中膜融解(segmental arterial mediolysis:SAM)の破裂の報告も増えている。破裂症例では多くの場合,治療の第一選択はtranscatheter arterial embolization(TAE)であり,最適な塞栓方法を選択する。また塞栓物質としては金属コイルがもっとも一般的であるが,ステントグラフトや液体塞栓物質であるヒストアクリルも近年保険適応となったことで治療の選択肢が増えたことは重要である。</p>
収録刊行物
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- 日本腹部救急医学会雑誌
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日本腹部救急医学会雑誌 43 (5), 873-877, 2023-07-31
日本腹部救急医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390861936166342400
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- ISSN
- 18824781
- 13402242
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可