大規模災害時を想定した民間救命士と地域住民との連携のあり方について—大阪市中央区北大江地区の避難所訓練の事例より—

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タイトル別名
  • How private Emergency Medical Technicians and local residents should work together in the event of a large-scale disaster: In the case of shelter management drill in Kita-Oe district of Chuo-ku, Osaka City

抄録

<p>【目的】大規模災害時に備え、地域と医療機関をより連携させることで、医療機関の逼迫を抑える方策案を考える。民間救命士の活用の可能性に注目し、検討する。【対象】大阪市立中央高校の避難所訓練に参加した大阪市中央区北大江地区の関係者。【方法】大阪市立中央高校が避難所として使われることを想定としたオンラインによる避難所訓練にて、地域住民向けにトリアージ訓練を行い、避難所での救急医療対応のあり方や住民・医療専門家の役割についての意見交換、アンケート調査を行った。【結果】避難所で民間救命士などがトリアージを行うことで、早期に病院へ搬送される傷病者数の減少が期待され、住民は非急性期傷病者への応急手当などを行う可能性があり、住民との連携について話し合うことができた。【結語】住民が対応できることには限界がある。災害医療に精通している救急救命士が地域と連携することで、医療機関の逼迫を抑えることができると考えられた。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390861936166439424
  • DOI
    10.51028/jjdisatmed.29.1_1
  • ISSN
    24344214
    21894035
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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