書誌事項
- タイトル別名
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- Defining Criteria for Transmission Risk Classification Based on Proviral Load Targeting the <i>pol</i> Gene in the Bovine Leukemia Virus
抄録
<p>本研究では,牛伝染性リンパ腫ウイルス(BLV)のプロウイルス量を測定可能な市販キット3種類(tax法,LTR法,pol法)のうち,pol法の伝播リスク分類基準の設定を目的とした.疑似BLV陽性検体を用いて,各キットを異なる条件下で比較したところ,tax法は相対的に測定値のばらつきが生じやすいことが示唆された.そこでLTR法-pol法間の単回帰分析から,pol法の基準値は100,000細胞あたり12,000コピー以上を高リスク,3,000~12,000コピーを中リスク,600~3,000コピーを低リスク,600コピー未満を超低リスクと設定した.この基準による判定は,既存のLTR法による判定とおおむね一致し,またリンパ球増多症の個体の9割以上を高リスクに分類できたことから,農場のBLV対策において有用と考えられる.</p>
収録刊行物
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- 日本獣医師会雑誌
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日本獣医師会雑誌 77 (2), e7-e13, 2024
公益社団法人 日本獣医師会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390862036396487552
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- ISSN
- 21860211
- 04466454
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可