プラスチック資源循環デジタルプラットフォームの開発

  • 井出 陽一郎
    旭化成(株) デジタル共創本部 インフォマティクス推進センター 先端情報技術部 資源循環プロジェクト

書誌事項

タイトル別名
  • Development of a Blockchain-based Digital Platform for Plastic Traceability

抄録

<p>筆者らは,ブロックチェーン技術を活用し,リサイクルプラスチックのトレーサビリティ (追跡可能性) が担保できるデジタルプラットフォーム構築を目指し,プロトタイプを開発して実証実験を行なっている。消費者のリサイクルに対する意識・行動に対してアプリケーションが与える影響について検証したところ,商品のリサイクル率や来歴情報は,事業者のみならず消費者にとっても関心事であり,消費者が商品を安心して購入する際の基準の一つになりうることを明らかにした。また,アプリケーションによる資源ごみ回収活動の記録・可視化は,消費者のリサイクルに対する意識や行動を促すきっかけになりうることも確認した。2023年度にはコンビニエンスストアや飲料メーカー等と連携して,ペットボトルの回収ボックスを実店舗に設置した実証実験を行う計画である。</p>

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