面積―高度比曲線の最適化による日本の109一級水系流域の地形的特徴の抽出可能性

  • 阿部 航
    中央大学大学院 理工学研究科都市人間環境学専攻
  • 手計 太一
    中央大学 理工学部都市環境学科

書誌事項

タイトル別名
  • FEASIBILITY OF EXTRACTING FEATURES OF 109 CLASS-A WATERSHEDS IN JAPAN BY USING HYPSOMETRIC CURVES

抄録

<p> 本研究では日本の109一級水系流域を対象に面積―高度比曲線の新しいモデル関数を提案し,最適化法によりモデルパラメータを推定した.その結果,全国109水系のうち80%の流域で決定係数が0.85を超え,面積―高度比関係を精度良く再現することができた.また,最適化法によって得られたモデルパラメータの階層クラスター分類を行い,流域面積や幹川流路延長などの流域の地形的な情報による階層クラスター分類との整合性を検討した.その結果,淀川と庄内川,矢作川と九頭竜川で同一のクラスターに分類されたことから,本研究で提案する新しいモデル関数のパラメータから流域の特徴を抽出できる可能性を示した.</p>

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参考文献 (6)*注記

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