区画線の剥離率と車線維持支援システムの作動状況との関係を把握するための基礎実験

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書誌事項

タイトル別名
  • A Basic Field Operational Test for Investigating Relationship between Faint Level of Lane Markings and Operation Status of Lane Keep Assist System

抄録

<p>自動運転車は車線維持支援システム(LKAS)を作動して走行するが、区画線がかすれている箇所では車載カメラが区画線を検知できず、LKAS が正常に作動しない場合がある。本研究では、区画線の剥離率と LKAS の作動状況との関係を把握するため、試験走路に剥離した区画線を整備し、複数車種の車両を繰り返し走行させて LKAS の作動状況を記録する実験を行った。その結果、本実験の条件下では、LKAS が作動可能となる区画線の剥離率の上限値は、晴天の場合では 75%程度の車種が多いことを明らかにした。また、LKAS の作動に影響する車両の走行条件として、「時間帯」、「天候」、「走行方向」があり、「昼間」、「晴天」、「昇順方向(区画線の剥離率が大きくなる方向)」の場合に LKAS 作動率が相対的に大きくなる傾向にあることを明らかにした。</p>

収録刊行物

  • 交通工学論文集

    交通工学論文集 10 (1), B_10-B_19, 2024-02-01

    一般社団法人 交通工学研究会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862101884708352
  • DOI
    10.14954/jste.10.1_b_10
  • ISSN
    21872929
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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