抄録
本論文では映画「最後の輝ける日々」を素材にして,臨死患者と援助者のターミナル期の臨床的課題(ワーク)を事例的に検討することを目的とした。キャリアウーマンである38歳の女性ジェーンは,末期癌の半年間を心理臨床家ウエンディに支えられ,自らの封印された過去と和解し,孤独な人生から輝ける人生へと変貌していった。またウエンディも未解決の過去と和解し,死の恐怖を乗り越えていった。二人の心のワークを分析した結果,ターミナル期における「安堵の課題」という準備的モーニングワークの遂行過程を確認し,新たに「書き直しの仕事」という概念を明細化した。
収録刊行物
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- 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学教育学部附属教育実践総合センター心理教育相談室紀要
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心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学教育学部附属教育実践総合センター心理教育相談室紀要 2 1-11, 2004-03-31
岡山大学教育学部附属教育実践総合センター心理教育相談室
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390862157389208704
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- DOI
- 10.18926/66585
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- ISSN
- 21855129
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB