重度の感覚性運動失調に対し運動療法を行った1例

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書誌事項

タイトル別名
  • A Case Report of Severe Sensory Ataxia Due to Acute Autonomic Sensory Neuropathy:
  • —急性自律性感覚性ニューロパチーの症例—

抄録

<p>【はじめに】急性自律性感覚性ニューロパチー(acute autonomic sensory neuropathy:以下,AASN)の治療として薬物療法に並んで理学療法が推奨されているが,具体的な運動プログラムは確立されていない。今回,座式上下肢協調運動機器および固有受容性神経筋促通法(proprioceptive neuromuscular facilitation: PNF)を用いた運動療法を行った1例を経験した。【症例】AASNにより重度の自律神経障害および感覚性運動失調を呈した20代前半の女性に対し理学療法介入を行った。結果,感覚障害の改善は見られなかったが,入院から2か月半後に端座位保持は可能となり,4か月で立位保持は軽介助,車いす移乗は軽介助となった。【結論】AASNで感覚性運動失調を呈した患者に対し理学療法介入を行い日常生活動作が改善した。</p>

収録刊行物

  • 理学療法学

    理学療法学 51 (1), 12-17, 2024-02-20

    一般社団法人日本理学療法学会連合

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862157391950720
  • DOI
    10.15063/rigaku.12411
  • ISSN
    2189602X
    02893770
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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