1930年代静岡県における新興報徳運動と新興生活館
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- 畠中 耕
- 関西学院大学大学院人間福祉研究科(博士課程後期課程) 福井県立大学看護福祉学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Shinko Houtoku Movement and Shinko Seikatsu-Kan in Shizuoka Prefecture in the 1930s
抄録
<p>本研究の目的は近代報徳思想が社会事業の成立と展開に与えた影響について,報徳運動の中心地であった静岡県を対象に明らかにすることにある.本論文はその目的遂行の一端として,静岡県で独自に発展した隣保事業施設である新興生活館を考察対象とする.新興生活館は1930年11月に発生した北伊豆地震の被災地に全国から寄せられた義捐金の使途をめぐる構想から計画され,昭和恐慌期の更生運動下において県内に広く普及した.新興生活館は大日本報徳社副社長佐々井信太郎(1874~1971)の思索の影響を受けて普及したが,その普及は「新興報徳運動」の進展と軌を一つにしていた.本研究を通して新興報徳運動の起点が,北伊豆震災の復興指針として掲げられた新興精神綱領とそこから胎生した新興生活館計画にあることが明らかとなった.</p>
収録刊行物
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- 社会福祉学
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社会福祉学 64 (3), 1-13, 2023-11-30
一般社団法人 日本社会福祉学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390862168253054208
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- ISSN
- 24242608
- 09110232
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可