令和元年東日本台風による世田谷区・大田区の浸水被害に関する分析

DOI
  • 伊藤 和也
    東京都市大学建築都市デザイン学部都市工学科
  • 三上 貴仁
    東京都市大学建築都市デザイン学部都市工学科 (現 早稲田大学創造理工学部社会環境工学科)
  • 田中 剛
    東京都市大学建築都市デザイン学部都市工学科
  • 末政 直晃
    東京都市大学建築都市デザイン学部都市工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of Inundation Damage in Setagaya and Ota Wards by 2019 Typhoon Hagibis
  • Flood Flow Velocity, Direction and Inundation Depth Estimation Method Using Security Video
  • -防犯ビデオによる浸水位・流向流速の変化-

抄録

令和元年東日本台風による浸水で筆者らの大学の多くの施設が浸水し被災した。この浸水被害は排水樋管の運用ルール等は内水氾濫の被害を受けた多摩川周辺地域と同じであるが,それに加えて操作不能となった樋管の存在によって複雑化した。筆者らは被災直後に浸水調査を行っており周辺地域の内水氾濫による浸水被害は把握できた。しかし浸水過程については断片的な情報しか得られていなかった。そこで本研究では,当該地域に設置されていた複数の防犯カメラ映像を用いて,浸水位の時間変化に加えて,流向・流速を計測し,内水氾濫時の当該地域の浸水の特徴等の把握を行った。得られた結果を踏まえて,浸水被害を受けた大学と地域住民とのつながりや大学の地域防災拠点としての在り方などについて考察した。

収録刊行物

  • 自然災害科学

    自然災害科学 42 (3), 213-224, 2023-11-30

    日本自然災害学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862256958308224
  • DOI
    10.24762/jndsj.42.3_213
  • ISSN
    24341037
    02866021
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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