リンパ節転移を認めた胃GISTの1例

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タイトル別名
  • A Case of Gastrointestinal Stromal Tumor with Lymph Node Metastasis
  • リンパセツ テンイ オ ミトメタ イ GIST ノ 1レイ

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抄録

<p>症例は65歳,男性.心窩部違和感を主訴に受診し,上部消化管内視鏡検査で食道胃接合部に粘膜下腫瘍を認めた.病理組織検査でc-kit陽性,CD34陽性であり,胃GISTと診断された.CTで#1,#2リンパ節に3-5mm大の腫大を数個認めた.術中#2リンパ節を採取し迅速病理診断を行ったところ転移を認め,腹腔鏡下噴門側胃切除術,D1+郭清,double tract再建を行った.術後病理診断は腫瘍径30mmのGISTであり,リンパ節転移は#2に1箇所認めた.一般的に胃GISTに対しての術式は部分切除のみで,リンパ節郭清は行われていない.しかし,稀ではあるがリンパ節転移陽性症例もあることを認識する必要があり,文献的考察を含めて報告する.</p>

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