現地調査からみた多々良沼の水質特性

書誌事項

タイトル別名
  • WATER QUALITY CHARACTERISTICS IN LAKE TATARANUMA FROM FIELD SURVEY

抄録

<p> 群馬県の多々良沼は,高度成長期前後から沼周辺の開発とそれに伴う汚濁排水の増加によって,水生生物の育成環境の悪化が問題となっている.湖沼での水質汚濁は,様々な要因が影響して生じている場合が多く,湖沼で生じている現象とその要因との因果関係を見極める必要があるが,多々良沼の水質改善を検討するための資料はほとんどない.そこで,本研究では年4回の現地調査に基づき,多々良沼内部における水質の時空間特性について検討した.その結果,水深の大きい多々良沼中央部で,夏季に温度成層が生じていることが分かった.また,夏季のDO,pH,クロロフィル蛍光の鉛直分布は,温度成層との関係がみられた.</p>

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