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- 稲垣 秀輝
- 環境地質
書誌事項
- タイトル別名
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- Resident evacuation and land use/ land management to reduce sediment-related disasters from the viewpoint of social systems
説明
<p>近年,土砂災害が頻発・大規模化し,危険な土地の住民への土砂災害にかかわる社会システムや防災・減災技術の適応性が課題となっている。本論文では,社会システムの 1 つである土砂災害にかかわる法令・訴訟事例などから見た住民避難と安全な土地利用・土地管理のあり方についてまとめた。住民避難は,自助・共助・公助が重要であるが,住民が避難できた事例と被災した事例を比較すると,自助の重要性が高い。土地の危険性は,地盤技術者の支援による土地所有者・土地管理者・土地開発者・不動産仲介者・行政関係者間での合意形成で解決される事例が多い。頻発する土砂災害の予防として法令の制定や改正そして契約が効果を発揮する。事後処理として訴訟・保険・保障・助成制度が被災者を助けている。著者は,減災技術として土砂災害防止法に基づく土砂災害ハザードマップ以外の危険な土地の評価手法を論述する。</p>
収録刊行物
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- 地盤工学ジャーナル
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地盤工学ジャーナル 19 (1), 33-42, 2024-03-01
公益社団法人 地盤工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390862268821196928
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- ISSN
- 18806341
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可