高齢男性2型糖尿病における30秒椅子立ち上がりテストの運動耐容能評価法としての有用性

DOI
  • 岩﨑 孝俊
    医療法人社団健心会みなみ野循環器病院リハビリテーション科 医療法人社団健心会八王子みなみ野心臓リハビリテーションクリニック
  • 小林 琢
    医療法人社団健心会みなみ野循環器病院リハビリテーション科 医療法人社団健心会八王子みなみ野心臓リハビリテーションクリニック
  • 倉田 裕子
    医療法人社団健心会みなみ野循環器病院リハビリテーション科 医療法人社団健心会八王子みなみ野心臓リハビリテーションクリニック
  • 二階堂 暁
    医療法人社団健心会八王子みなみ野心臓リハビリテーションクリニック 医療法人社団健心会みなみ野循環器病院循環器内科
  • 幡 芳樹
    医療法人社団健心会みなみ野循環器病院循環器内科
  • 廣瀬 昇
    帝京科学大学大学院医療科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Utility of the 30-second Chair Stand Test for Screening Exercise Tolerance in Older Adult Males With Type 2 Diabetes

抄録

<p>高齢男性2型糖尿病患者166例を対象として,30秒椅子立ち上がりテスト(CS-30)がPeak VO2による運動強度が5 METs有無の評価に応用できるかを調査した.患者背景,併存疾患の有無,運動耐容能,運動機能(CS-30,握力)のそれぞれについて調査し,Peak VO2が5 METsを基準として2群間比較を実施した.Peak VO2が5 METs有無を従属変数とし,両群間の比較で有意差が認められた項目を独立変数としてロジスティック回帰分析を行いCS-30が抽出された.CS-30のReceiver operating characteristic解析(ROC)解析結果,ROC曲線の曲線下面積は0.791を示し,カットオフ値は20回であった.高齢男性2型糖尿病患者におけるCS-30はPeak VO2が5 METs有無の予測モデルに有益な診断ツールであることが示唆された.</p>

収録刊行物

  • 糖尿病

    糖尿病 67 (2), 50-56, 2024-02-29

    一般社団法人 日本糖尿病学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862268821739264
  • DOI
    10.11213/tonyobyo.67.50
  • ISSN
    1881588X
    0021437X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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