電磁パルス波の後方散乱応答を用いた誘電体角柱の空洞率の簡易推定

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タイトル別名
  • Simple Estimation of Void Ratio in a Dielectric Rectangular Cylinder Using Backscattered Responses of an Electromagnetic Pulse Wave

抄録

<p>電磁波の散乱情報を利用して物体内部の電気・磁気的性質(媒質定数)を再構成(推定)する問題においては一般に,精緻な再構成結果を得るために複雑で膨大な計算処理を必要とする場合が多い.その一方で,工業製品の非破壊検査などでは,ある程度大雑把な推定で十分な場合もある.本稿では,誘電体角柱に電磁パルス波を照射する数値シミュレーションに基づき,被検体内部の空洞の割合(空洞率)とその空洞の有無による後方散乱応答の差異量との関係を調査している.今後,空洞の位置や数,被検体の誘電率など,条件を変えて精査する必要があるが,それらをデータベース化することにより,空洞率の簡易推定法の開発に繋がると期待される.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862345537793664
  • DOI
    10.11527/jceeek.2023.0_77
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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