米国シアトル市の景観デザイン協議にむけての地域社会への早期の情報提供制度に関する一考察

書誌事項

タイトル別名
  • Study on the Early Community Outreach for Design Review in the City of Seattle, U.S.A.

抄録

<p>米国シアトル市は2018年よりデザインレビューに向けての地域社会への早期の情報提供制度(アウトリーチ制度)を運用している。本稿では、アウトリーチ制度の概要とアウトリーチで得られた地域社会からの意見と竣工済みの建築物の状況把握を通して、制度の特徴等の考察を目的としている。調査方法は、市のホームページと担当者からの情報収集、学識経験者へのヒアリング調査、開発事例の現地調査である。研究の結果、本アウトリーチ制度は、多種多様な情報の伝達方法が設定されており、市内の各地域社会の情報リテラシーに応じて伝達方法を選び、情報伝達の不公平さが発生しないよう制度設計がなされている点が特徴であることを示した。</p>

収録刊行物

  • 都市計画報告集

    都市計画報告集 22 (4), 777-781, 2024-03-11

    公益社団法人 日本都市計画学会

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