多職種連携経験が新人理学療法士に及ぼす影響の検討

DOI
  • 浅山 美穂
    一般社団法人巨樹の会下関リハビリテーション病院
  • 和多田 美紅
    一般社団法人巨樹の会下関リハビリテーション病院
  • 藤井 牧人
    一般社団法人巨樹の会下関リハビリテーション病院
  • 渡邊 一也
    学校法人巨樹の会下関看護リハビリテーション学校

抄録

<p>【目的】 本研究の目的は,新人理学療法士において多職種連携実践および多職種連携教育の経験が多職種連携能力に影響を及ぼすのか明らかにすることである。</p><p>【方法】 研究デザインはweb調査による横断的観察研究とした。関連施設である24施設に所属する新人理学療法士141名を対象に,基本属性,多職種連携能力の尺度である地域基盤型IPW能力自己評価を用い,4群比較を行った。</p><p>【結果】 多職種連携実践および多職種連携教育の経験による4群間の比較では地域基盤型IPW能力自己評価の下位2因子に統計学的有意差を認めた。4群の中でも,多職種連携実践および多職種連携教育の双方を経験した対象者は多職種連携能力が高い傾向にあった。</p><p>【結論】 多職種連携実践および多職種連携教育の経験が多職種連携能力の向上に寄与している可能性が示唆された。また,学生時代に多職種連携実践および多職種連携教育を行う重要性が示唆された。</p>

収録刊行物

  • 理学療法やまぐち

    理学療法やまぐち 2 (1), 24-29, 2024-03-15

    一般社団法人 山口県理学療法士会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862467736457344
  • DOI
    10.57465/ptyamaguchi.2.1_24
  • ISSN
    27583945
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

問題の指摘

ページトップへ