成人の流暢話者・非流暢話者における発話非流暢性タイプの違いと課題特異性

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タイトル別名
  • Speech disfluency and task specificity differences among adult fluent and non-fluent speakers

抄録

<p>成人の吃音話者27名・非吃音話者20名における発話非流暢性の差異について,複数の発話課題(音読,絵の説明,自由会話,物語再生)下での発話サンプルから検討した.発話非流暢性は吃音中核症状とその他の非流暢性に分類した.吃音話者は早口言語症の一つの指標となる非流暢性比率(RDF)で2群に分けた.吃音中核症状の数は各群で顕著な違いがみられた一方,その他の非流暢性の数はいずれの群でも同程度であった.RDFが3以上の群(早口言語症が疑われる)は,吃音中核症状は音や語の繰り返しが中心である一方,RDFが3以下の群では阻止(ブロック)が中心であり,流暢性障害のタイプによって主たる非流暢性が異なる可能性が推察される.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862478333143040
  • DOI
    10.60274/asjsc.sc-2024-16
  • ISSN
    27582744
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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