放送アーカイブ利活用促進に向けて(前編) フランス・INA(国立視聴覚研究所)の最新動向
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- 大髙 崇
- NHK放送文化研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Aiming to Promote the Usage and Utilization of Broadcast Archives [Part I] The Latest Developments at the Institut National de l'Audiovisuel (INA), France
抄録
日本での放送アーカイブの利活用促進につながる示唆を求めて、世界最大規模の放送(視聴覚)アーカイブ機関であるフランスのINA(国立視聴覚研究所)の最新動向や法制度を2回にわたり報告する。前編は、AIによるアーカイブの研究利用や、インターネットでのコンテンツ発信、社会貢献など、近年のINAの活発な展開の模様をリポートする。膨大な視聴覚アーカイブを収集・保存し、専門人材によってメタデータが整備される。法定納入制度のもと、原則すべてのアーカイブが研究目的で閲覧可能とされ、最近ではINAが開発したAIツールを用いた定量分析などにも利活用される。コンテンツ制作やSNSでの発信も盛んで、2022年には大統領選挙の候補者のアーカイブを活用した新たな政治番組が話題を呼んだ。映像販売などでは、顧客の要望に沿う柔軟な対応をすることで、INAのブランドイメージの向上に貢献している。受信料制度の撤廃など、公共放送のあり方が問われる中、アーカイブの専門性を生かして、教育現場や地域社会、海外の国々の課題解決のための貢献にも取り組み、メディアに対する信頼回復に努めている。
収録刊行物
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- 放送研究と調査
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放送研究と調査 74 (3), 2-26, 2024-03-01
NHK放送文化研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390862478333148672
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- ISSN
- 24335622
- 02880008
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可