理学療法士としての研究留学 ─トロント大学留学記─

DOI
  • 新貝 和也
    霧ヶ丘つだ病院 呼吸リハビリテーションセンター/臨床研究室 長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 理学療法学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Overseas research as a physical therapist at University of Toronto

抄録

<p>昨今の情報やサービスのグローバル化に伴って,海外の情報を入手する手段も増え,留学に対するハードルは徐々に低くなっている。しかしながら,依然,専門職としての留学は狭き門である。われわれ理学療法士の世界においても,国際活動の活発化に向けて様々な取り組みが行われているが,実際に専門職として留学を実現した者は限定的である。筆者はカナダに位置するトロント大学理学療法学部,Dr. Darlene Reid教授の研究室に博士研究員として1年間留学する機会をいただいた。今回,理学療法士としての研究留学について,その経緯や渡航までの流れ,カナダと日本の研究・教育システムの違い,および筆者が感じた留学のメリット等を中心に,その活動を報告する。最近の留学事情について,自身の実体験を中心にお伝えすることで,現在留学を検討している理学療法士の方々の一助になればと思う。</p>

収録刊行物

  • 呼吸理学療法学

    呼吸理学療法学 3 (1), 82-90, 2024-03-22

    一般社団法人 日本呼吸理学療法学会

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