『令和の日本型学校教育』を担う教師に関する一考察

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Teachers Who Carry Out the Japanese-Style School Education in the Reiwa Era.

抄録

戦後日本の教員養成は「大学における教員養成」と「教員免許状授与の開放制」の2大原則のもとで教師教育が行われていたが、2020年代に入り教員養成を巡る状況は様々な問題が噴出し変革を必要としている。ベビーブームの団塊の世代の教員が大量退職の時期と重なることにより新規教員の大量採用の状況となり、教員採用選考試験(以下、教員採用試験)の低倍率による教師の資質の低下、さらには教師不足による学校運営の困難化、など、教員養成に関する諸問題が浮上してきている。中央教育審議会は令和4(2022)年12月19日に「『令和の日本型学校教育』を担う教師の養成・採用・研修の在り方について~「新たな教師の学びの姿」の実現と、多様な専門性を有する質の高い教職員集団の形成~」を答申した。本稿は、この答申の方向性から見える私立一般大学における教員養成の在り方を検討する。

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