頚椎椎間板ヘルニアに対するTrigger-Flex<sup>TM</sup> Dart Bipolar systemの治療経験

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タイトル別名
  • Trigger-Flex<sup>TM</sup> Dart Bipolar system: a new therapeutic modality for percutaneous nucleotomy

抄録

<p>頚椎椎間板ヘルニア治療において,経皮的髄核摘出術(percutaneous nucleotomy:PN)は神経ブロックと手術の中間的侵襲度の治療である.PNデバイスとして,近年Trigger-FlexTM Dart Bipolar system(以下,Dart電極)が開発されたが,未だ臨床成績の報告はない.2020年4月から2021年3月に当施設でDart電極によるPNを施行した,頚椎椎間板ヘルニア4症例5椎間板の治療経験を述べる.手術直前・直後・術後1カ月・6カ月時点の外来のvisual analogue scale(VAS)を比較した.全例軽度~中等度変性椎間板だった.5椎間板中3椎間板は6カ月後時点でVAS 0もしくは症状が改善し終診となったが,2椎間板は6カ月後時点で術前のVAS値と同等だった.Dart電極は細径かつ内筒操作が簡便で,操作面で椎間板腔狭小例が多い高齢者にも施行しやすいが,中等度変性椎間板では無効例があると考えられた.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862545803772416
  • DOI
    10.11321/jjspc.22-0012
  • ISSN
    18841791
    13404903
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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