農村公園への訪問頻度と評価の関係に関する分析 ―農村アメニティに対するCVMの適用―

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タイトル別名
  • An Analysis on the Relation between the Visit Frequency of the Rural Park and its Evaluation: For Measuring Rural Amenity by CVM Application
  • Analysis on the Relation between the Visit Frequency of the Rural Park and its Evaluation For Measuring Rural Amenity by CVM Application

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説明

農村公園の計画策定に当たり,定量的な便益評価が重要な課題となっている.本研究は、農村公園への訪問頻度と評価の関係をアンケート・データにもとづく仮想状況評価法(CVM)を用いて分析することを目的とする.分析結果から3つの点が明らかとなった.すなわち,第1に、農村公園の使用価値と非使用価値に関して、訪問頻度によって住民の支払い意志額(WTP)が異なり,特に,頻繁に公園を利用する住民と利用しない住民とでは,評価構造が異なること,第2に、非使用価値を含めて農村公園を評価する場合,過大評価とならないように,CVMの調査範囲を拡大しすぎないように留意する必要があること,第3に、頻繁に利用する住民の場合は,個々の住民の農村公園のWTP値が農村公園と生活場所との距離に無関係に関係に評価されるが,利用しない住民の場合は,WTP値が距離が遠くなるほど減少すること,が明らかとなった。

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