ゲームの歴史の多様性

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タイトル別名
  • Diversity in the history of games

抄録

本論文ではゲームの歴史研究のアウトプットの粒度として1)資料(史料)、2)モノグラフ/ケーススタディ、3)時代史/部門史、の3段階があることを述べたうえで、歴史の多様性に関して、1)執筆者の持つ評価基準による多様性、2)議論の対象による多様性、3)国ごとの発展経路の多様性、の3つの視点から議論している。また、現在のゲームのプレイ環境(プラットフォーム)が世界各国で収斂していることから、今後のゲーム産業史はゲームジャンルの栄枯盛衰に関するジャンル史やゲーム消費文化論が重要になってくると主張する。最終的に、各国のゲーム産業史はアートワークの面では「東洋型」と「西洋型」の 2 タイプのいずれかの収斂し、消費文化の差異によるわずかな差のみになる可能性があるだろう。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862555421192320
  • DOI
    10.57518/digrajproc.14.0_186
  • ISSN
    27586480
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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