術後も腹膜透析の継続が可能であった虫垂粘液産生腫瘍の腹膜透析,血液透析併用患者の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case report of low-grade appendiceal mucinous neoplasm in a patient who underwent combined peritoneal dialysis and hemodialysis therapy

抄録

<p>症例は79歳男性.原疾患不明の慢性腎不全のため腹膜透析を導入後,腹膜の除水能低下のために血液透析,腹膜透析の併用療法を行っている.定期的な腹部CT検査により虫垂の囊胞性腫瘤性病変が発見された.虫垂粘液産生腫瘍が疑われたが,破裂により腹膜偽粘液腫をきたす可能性があるために手術適応とされている.腹膜透析の継続を考慮し,腹腔鏡下での切除術を選択.術後,腹膜機能の低下なく,腹膜透析,血液透析の併用療法を継続できた1例を経験したので報告する.</p>

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参考文献 (5)*注記

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