収縮低減による高炉セメントC種の中性化抑制効果に関する基礎的検討

  • 須田 裕哉
    琉球大学 工学部工学科社会基盤デザインコース(〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町千原1)
  • 石底 健太郎
    那覇市役所 道路建設課(〒900-8585 沖縄県那覇市泉崎1-1-1)
  • 富山 潤
    琉球大学 工学部工学科社会基盤デザインコース(〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町千原1)

書誌事項

タイトル別名
  • FUNDAMENTAL STUDY ON CARBONATION PROGRESS WITH TYPE C BLAST FURNACE SLAG CEMENT DUE TO SHRINKAGE REDUCING

抄録

<p>近年、カーボンニュートラルの実現の観点から混合セメントのより一層の利用が求められている。一方で、混合セメントは普通ポルトランドセメントに比べて中性化が早いという点が挙げられる。本研究では収縮低減材料および反応性MgOを試製した高炉セメントC種に添加することで、セメント硬化体内における気体の拡散に対する抵抗性と中性化進行を評価した。その結果、混合セメントに収縮低減剤および反応性MgOを添加すると中性化抑制に効果があることが分かった。また、反応性MgOを添加した供試体では空隙率の増加をMgOの炭酸化により抑制したことで気体の拡散に対する抵抗性が向上し、これらが中性化の進行を抑制した要因と推察された。</p>

収録刊行物

参考文献 (13)*注記

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