近赤外分光法によるモルタルの硬化過程の非破壊評価に関する検討

  • 星 健太
    太平洋セメント株式会社 中央研究所(〒285-8655 千葉県佐倉市大作2-4-2)
  • 住吉 裕次郎
    太平洋セメント株式会社 中央研究所(〒285-8655 千葉県佐倉市大作2-4-2)
  • 小池 耕太郎
    太平洋セメント株式会社 中央研究所(〒285-8655 千葉県佐倉市大作2-4-2)
  • 森 寛晃
    太平洋セメント株式会社 中央研究所(〒285-8655 千葉県佐倉市大作2-4-2)

書誌事項

タイトル別名
  • STUDY ON NON-DESTRUCTIVE EVALUATION OF HARDENING PROCESS BY NEAR-INFRARED SPECTROSCOPY

抄録

<p>近年、コンクリート構造物の新たな検査手法の一つとして、近赤外分光法の適用が検討されている。この手法は、分析試料のサンプリングが不要な非破壊分析手法であり、原位置でセメント水和物の検出が可能である。本研究では、コンクリートの硬化過程評価への本手法の適用を目的とし、凝結時間試験等の従来手法との比較検討を行った。その結果、セメント水和物の吸収波長域における近赤外線スペクトルの経時変化と、水和発熱速度および水酸化カルシウム生成量の経時変化に対応関係がみられた。また、統計解析等によりスペクトルからセメント水和物による吸収の影響を抽出することで、凝結時間や圧縮強度を予測できる可能性があると考えられた。</p>

収録刊行物

参考文献 (1)*注記

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