複数のセメント種を用いたセメント硬化体に及ぼす凍結融解作用の実験的検討

  • 花岡 温広
    北海道大学 大学院工学院(〒060-8628 北海道札幌市北区北13条西8丁目)
  • 胡桃澤 清文
    北海道大学 大学院工学研究院(〒060-8628 北海道札幌市北区北13条西8丁目)

書誌事項

タイトル別名
  • INVESTIGATION OF FREEZE-THAW ACTION ON CONCRETE WITH SEVERAL CEMENT TYPES

抄録

<p>CO2削減の観点から高炉スラグ微粉末やフライアッシュを混和した混合セメントを用いたコンクリート構造物が増加している。しかし、既往の研究において混合セメントコンクリートは普通ポルトランドセメントコンクリートと凍害劣化メカニズムが異なると指摘されている。そこで本研究では、異なるセメント種類にて作製したセメント硬化体を用いて、凍害劣化に及ぼす要因を定量的に明らかにすることを目的とした。その結果、セメント種ごとに凍結融解劣化抵抗性は異なり、空気量、気泡間隔係数および圧縮強度ではその違いを説明することはできなかったが、凍結水量や粗大な空隙量により凍害劣化の程度を説明することが可能であることが示された。</p>

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参考文献 (8)*注記

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