都市ガスボイラ排ガスで炭酸化させた環境配慮型コンクリートを対象としたTG-MS分析によるCO<sub>2</sub>固定量評価に関する一考察

  • 駒谷 拓己
    東京ガス株式会社 カスタマー&ビジネスソリューションカンパニーソリューション技術部 脱炭素ソリューション技術グループ(〒105-8527 東京都港区海岸1-5-20)
  • 田口 翔也
    鹿島建設株式会社 技術研究所土木材料グループ(〒182-0036東京都調布市飛田給2-19-1)
  • 米山 修平
    東京ガス株式会社 カスタマー&ビジネスソリューションカンパニーソリューション技術部 脱炭素ソリューション技術グループ(〒105-8527 東京都港区海岸1-5-20)
  • 小林 聖
    鹿島建設株式会社 技術研究所土木材料グループ(〒182-0036東京都調布市飛田給2-19-1)

書誌事項

タイトル別名
  • QUANTIFICATION OF CO<sub>2</sub> ABSORPTION BY TG-MS ANALYSIS OF ENVIRONMENTALLY FRIENDLY CONCRETE CARBONATED USING EXHAUST GAS FROM BOILER

抄録

<p>ダイカルシウムシリケートγ相(γC2S)を配合した環境配慮型コンクリートを対象に都市ガスボイラ排ガスで炭酸化養生を行い、熱重量-質量分析(TG-MS分析)および粉体X線回折分析を用いてCO2固定量の評価を行った。結果から、都市ガスボイラ排ガスでコンクリートの炭酸化およびCO2固定が可能であり、炭酸化過程でCO2含有率の深さ方向分布が発生していること、CO2は主にカルサイトやバテライトとして固定化され、バテライトはTG分析時に600℃より低温で脱炭酸する可能性が示唆された。従って、従来600℃より高温とされていたTG分析におけるCO2固定量の評価温度範囲は600℃より低温に拡大できる可能性がある。</p>

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参考文献 (9)*注記

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