公開情報基盤とリアルタイムGIを用いた屋外環境における暑熱リスクの広域的可視化

書誌事項

タイトル別名
  • UBIQUITOUS VISUALIZATION OF HEAT RISKS IN OUTDOOR ENVIRONMENT USING PUBLIC INFORMATION INFRASTRUCTURE AND REAL-TIME GI

抄録

<p> 熱中症のリスクを定量的に評価する上でひとつの基準であるWBGTは,地球の気温上昇やヒートアイランド効果に伴う熱中症のリスク増大という現代の課題への対応策として重要な情報となっている.環境省が提供するWBGT情報は一般にWebでも公開されるが,個々の市民が身の回りの生活空間や作業環境における熱中症リスクを把握するには空間的・時間的に密度の低い情報である.あらゆる場所で日向と日蔭でのリスクの違いや分布および,時刻による変化がわかれば,個々の行動や作業の計画も立てやすい.本研究では,公開情報基盤である3Dデータと気象情報データを利用して,地域や時間を問わず,具体的な現場における日照条件を計算し,グローバルイルミネーションによる写実的な陰影をレンダリングしたCGを基盤として,ピクセル毎にWBGTを推定する.ゲームエンジンを活用した実装により逐次的に変動する暑熱環境に対してリアルタイムにWBGT分布を可視化し,Web上で配信するシステムを開発した.</p>

収録刊行物

参考文献 (4)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ