De novo DSA産生に影響を与える因子比較―免疫抑制療法vs. Epitopeミスマッチ

DOI
  • 藤山 信弘
    秋田大学医学部附属病院 腎疾患先端医療センター
  • 齋藤 満
    秋田大学医学部附属病院 腎疾患先端医療センター 秋田大学医学部 腎泌尿器科学講座
  • 山本 竜平
    秋田大学医学部 腎泌尿器科学講座
  • 提箸 隆一郎
    秋田大学医学部 腎泌尿器科学講座
  • 齋藤 拓郎
    秋田大学医学部 腎泌尿器科学講座
  • 青山 有
    秋田大学医学部 腎泌尿器科学講座
  • 嘉島 相輝
    秋田大学医学部 腎泌尿器科学講座
  • 沼倉 一幸
    秋田大学医学部 腎泌尿器科学講座
  • 成田 伸太郎
    秋田大学医学部 腎泌尿器科学講座
  • 羽渕 友則
    秋田大学医学部附属病院 腎疾患先端医療センター 秋田大学医学部 腎泌尿器科学講座

Abstract

<p>【目的】腎移植後長期フォロー患者におけるDSA-DR/DQの発生に対する危険因子を明らかにするための検討を行った。【方法】2001年以降腎移植施行後の長期フォロー患者210名に対し、Luminex法による抗HLA抗体検査と、HLAアリル型に基づくde novo(dn)DSA判定を行った。DSA検査直近1年の外来タクロリムス(Tac)トラフ値、ミコフェノール酸モフェチルまたはエベロリムス服用の有無、HLAマッチメーカーによるEpitopeミスマッチ数及びPIRCHE解析のスコアからdnDSAとの関連性を統計学的に評価した。【結果】DSA-DR陽性は5名、DSA-DQ陽性は15名であった。dnDSA累積発生に対するカプランマーヤ―解析では、Epitopeミスマッチ数5以上(HR6.02, p=0.006)、PIRCH IIスコア24以上(HR3.67, p=0.041)で有意に産生率が高く、Tacトラフ平均値3.6ng/mL以上(HR0.0.31, p=0.025)で有意に低かった。比較した他の因子に有意な差は無かった。重回帰分析から、Epitopeミスマッチ数5以上及びTacトラフ平均値低値がDSA-DR/DQ産生の有意な危険因子として抽出された(各々HR6.99及びHR0.346)。【考察】dnDSA産生を回避するためには、Epitopeミスマッチ数を考慮したドナー選択と移植後Tac血中濃度の適切なコントロールが重要であることが示された。</p>

Journal

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top