臓器移植関連CMV感染症診療ガイドライン2022 策定報告
この論文をさがす
抄録
<p>このたび11年ぶりに臓器移植領域におけるサイトメガロウイルス(CMV)感染症の診療ガイドライン(GL)が改訂された。2011年に発行されたGLは腎移植に特化したものであり、日本臨床腎移植学会が中心となって策定が行われたが、今回のGL策定は日本移植学会が中心となっていることもあり、臓器移植全般におけるCMV感染症診療GLとなっている。この11年の間に、臓器移植後CMV感染のハイリスク症例にバルガンシクロビルの予防投与が可能となったり、CMV核酸定量検査が保険収載されるなど、臓器移植後CMV感染症診療を取り巻く環境が変化し、また、国内外の様々な知見が増えたこともあり、臓器移植医療に関与するあらゆる職種と患者・家族に、あらためてCMV感染症に対する認識を深めていただく必要性が生じていたと言えるだろう。今回、日本移植学会 医療標準化・移植検査委員会からの報告として、新たに策定された「臓器移植関連CMV感染症診療ガイドライン2022」の概要、改訂ポイントをおさらいする。</p>
収録刊行物
-
- 移植
-
移植 58 (Supplement), s215_2-s215_2, 2023
一般社団法人 日本移植学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390862623768531456
-
- ISSN
- 21880034
- 05787947
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可