慢性期片麻痺者および四肢麻痺者の歩行における運動強度の特性

DOI
  • 森田 智之
    神奈川県総合リハビリテーションセンター神奈川リハビリテーション病院理学療法科・理学療法士
  • 横山 修
    神奈川県総合リハビリテーションセンター神奈川リハビリテーション病院リハビリテーション科・医師
  • 村田 知之
    神奈川県総合リハビリテーションセンター神奈川リハビリテーション病院研究部・エンジニア
  • 松田 健太
    神奈川県総合リハビリテーションセンター神奈川リハビリテーション病院リハビリテーション工学科・エンジニア

書誌事項

タイトル別名
  • Characteristics of exercise intensity during walking in chronic hemiplegia and quadriplegia

抄録

<p>【目的】片麻痺者と四肢麻痺者を対象として歩行の運動強度を特定することと,市販の活動量計が示す運動強度と呼吸代謝計測装置の値を比較して,活動量計が示す値の妥当性を検証することである。【方法】対象は屋外歩行が自立している片麻痺者と四肢麻痺者の計2名で,呼吸代謝計測装置と市販の活動量計を用いて快適歩行の運動強度を計測した。【結果】片麻痺者では,歩行速度0.54m/s,運動強度は呼吸代謝計測装置で3.8METs,活動量計で2.2METsだった。四肢麻痺者では,歩行速度0.66m/s,運動強度は呼吸代謝計測装置で3.0METs,活動量計で2.3METsだった。両者とも活動量計の運動強度は有意差に低かった。【考察】今回の対象者では健常者の通常速度よりも遅かったが,自覚的には快適歩行だったため同等の運動強度が得られた可能性がある。また市販の活動量計では障害特性に応じた歩容のため低値だったと考えられる。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862623770453888
  • DOI
    10.57304/jptp.jptp-d-23-00019
  • ISSN
    24369950
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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