内視鏡的・経皮経肝的診断・治療:肝門部胆管癌 肝門部領域胆管癌の内視鏡診断

DOI
  • 川嶋 啓揮
    名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学
  • 石川 卓哉
    名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学
  • 山雄 健太郎
    名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学
  • 水谷 泰之
    名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学
  • 飯田 忠
    名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学
  • 植月 康太
    名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学

書誌事項

タイトル別名
  • Endoscopic diagnosis of perihilar cholangiocarcinoma

抄録

<p>胆管狭窄病変の診断には良悪性鑑別診断と手術可能例における進展範囲診断がある.血液所見や腹部超音波検査などで発見された病変に対しダイナミックCTで良性疾患の可能性を確認し,肉眼型・進展範囲・血管などへの浸潤の程度を把握し,癌とした場合の外科手術の可否,予定術式を想定する.次にERCP(+管腔内超音波・胆道鏡and/or胆管生検・胆汁細胞診)で良悪性鑑別診断・胆管長軸方向への進展範囲診断を行う.ERCPを行う際には,良悪性鑑別診断困難例が多い平坦型では狭窄部の生検を3個以上とる,表層進展しやすい結節型・乳頭型では予定術式を考慮して適切な個所でのマッピングバイオプシーを行うなど症例に応じた対応が必要である.内視鏡診断の手技は偶発症の危険があり,細胞診,経口的胆道鏡や超音波内視鏡下穿刺吸引法など各診断方法の利点・欠点を理解してより効率よく確実に診断できるように努める必要がある.</p>

収録刊行物

  • 胆道

    胆道 38 (1), 19-24, 2024-03-31

    一般社団法人 日本胆道学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862623771326464
  • DOI
    10.11210/tando.38.19
  • ISSN
    18836879
    09140077
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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