胆道癌におけるPrecision medicineの現状と課題

DOI
  • 上野 誠
    神奈川県立がんセンター消化器内科
  • 小林 智
    神奈川県立がんセンター消化器内科

書誌事項

タイトル別名
  • Current Status and Challenges of Precision Medicine in Biliary Tract Cancer

抄録

<p>胆道癌におけるPrecision medicineは,近年のがん遺伝子パネル検査の進歩により急速に進歩している.予後の厳しい胆道癌において,Precision medicineは従来の細胞傷害性抗癌薬,免疫チェックポイント阻害薬に加え,重要な治療手段である.特に,肝内胆管癌,胆嚢癌など亜部位別に,がん遺伝子異常の種類,出現割合が異なり,FGFR2融合遺伝子,HER2遺伝子異常など,治療につながる標的遺伝子が多い.胆道癌においてがん遺伝子パネル検査として何を用い,またいつ行うのかなど,Precision medicineにしっかりと繋げていくことが重要である.</p>

収録刊行物

  • 胆道

    胆道 38 (1), 70-75, 2024-03-31

    一般社団法人 日本胆道学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862623771328256
  • DOI
    10.11210/tando.38.70
  • ISSN
    18836879
    09140077
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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