分野横断型気候シナリオ研究:過去,現在,未来

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書誌事項

タイトル別名
  • Interdisciplinary Climate Scenario Research in Japan: Past, Present, and Future

抄録

<p> 長期の気候変動問題の評価では,不確実な将来を分析するツールであるシナリオが中心的な役割を果たす.シナリオは気候変動自体やその影響と適応,緩和策を分析するために分野横断的に研究され,気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の評価報告書でも重視されてきた.最近では企業や自治体などのステークホルダーからもシナリオへの関心が高まっている.本稿ではIPCC報告書で中心的に扱われてきた代表的濃度経路(RCP)と共通社会経済経路(SSP)の枠組みを振り返り,現状と今後の課題の整理を行う.日本ではオープン・ソースへの対応,ステークホルダーとの協業,人材育成,省庁横断的なファンディングなどの課題がある.</p>

収録刊行物

  • 天気

    天気 71 (2), 57-68, 2024

    公益社団法人 日本気象学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862623771332864
  • DOI
    10.24761/tenki.71.2_57
  • ISSN
    24341185
    05460921
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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