静力学モデルとライブスカイライン式架線による主索式軽架線の搬器係留力の検討

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タイトル別名
  • Retaining forces acting on the carriage of a simple cable logging system validated using a static model and a real-world live skyline cable logging system.

抄録

<p>主索式軽架線を動滑車の取り回し方式により1,2,3 倍力の3 方式に分類し,荷上げ時の搬器係留力を静力学モデルにより検討した。1 倍力では搬器係留力はほぼ発生しないが,2 倍力と3 倍力では荷掛けする材が搬器に対して一定程度斜面の下方にあれば搬器係留力が発生する。主索の傾斜角が大きいほど搬器係留力が発生する機会は多くなり,その数は1 倍力 < 2 倍力 < 3 倍力で,1 倍力と2 倍力の差に比べると2 倍力と3 倍力の差は小さい。スイングヤーダを用いて主索をライブスカイライン式とした全木間伐材の半懸架集材実作業で,2 倍力方式の搬器係留力の検証試験を行った。その結果,計測対象の8 サイクルにおいて,荷上げ索張力は1.4 ~7.3 kN で,実搬器走行までの荷上げ作業中,搬器係留力が発生していることを確認した。上側支点索張力は9.3 ~20.1 kN で,控索の併用でこの方式による生産性の向上が示唆された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862623773848704
  • DOI
    10.18945/jjfes.39.15
  • ISSN
    21896658
    13423134
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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