英語母語話者による作文における確信度副詞使用 : 地域・職業・トピックの違いに基づく比較

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  • Adverbs of Certainty Used by Native Speakers of English in Written Essays: Comparisons Based on Regions, Occupations, and Topics

抄録

本研究は、アジア圏国際英語学習者コーパスであるICNALEの英作文モジュールに含まれる英語母語話者データを使用し、確信度副詞(adverbs of certainty:ADC)(certainly, definitely, surely, probably, maybe, perhaps等)使用が、(1)母語話者の地域(アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ)、(2)母語話者の職業(学生、教師、その他職業)、(3)英作文のトピック(大学生アルバイトの是非とレストランにおける全面禁煙の是非)の違いによってどのように異なるかを、頻度調査を通じて考察した。その結果、(1)地域差については、アメリカの母語話者はdefinitelyやabsolutelyなどの主観的で感情的な強意型ADCを使用し、(2)職業差については、特に学生がdefinitelyやabsolutelyなどの主観的で感情的な強意型ADCを使用し、(3)英作文のトピック差については、「レストランの全面禁煙の是非」において、証拠性に関するclearlyや主観的なdefinitely等が一定頻度使用されることなどが示唆された。

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