モンテカルロシミュレーションを用いた<sup>177</sup>Luイメージングにおける定量的精度と変動性の検証

  • 大﨑 洋充
    群馬県立県民健康科学大学診療放射線学部
  • 久保田 千裕
    群馬県立県民健康科学大学診療放射線学部
  • 石川 一磨
    群馬県立県民健康科学大学診療放射線学部
  • 佐藤 充
    群馬県立県民健康科学大学診療放射線学部
  • 安本 佳章
    さいたま市立病院中央放射線科
  • 深井 翔平
    公益財団法人がん研究会有明病院核医学部
  • 坂下 哲哉
    国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構高崎量子応用研究所量子バイオ基盤研究部

書誌事項

タイトル別名
  • Validation of Quantitative Accuracy and Variability in <sup>177</sup>Lu Imaging Using Monte Carlo Simulation

抄録

<p>【目的】177Luイメージングによる線量評価において副作用の予測や投与量の最適化を行うには高精度な定量的SPECT画像が求められる.われわれはモンテカルロシミュレーションにより,さまざまな撮像条件時の177Luイメージングにおける定量値の精度および変動性を検証した.【方法】SIMINDを用いて7.4 GBqの177Lu-DOTATATE投与後6時間の肝内腫瘍を模擬したNEMAボディファントムのSPECT画像をコリメータとエネルギーウインドウの組み合わせを変えて取得した.変動性評価では撮像時間ごとにポアソンノイズを付加した30個のSPECT画像を作成した.精度は相対誤差,変動性は変動係数を評価した.【結果】BG領域の相対誤差は10%以下の精度であった.Hot球の精度はMEGP 208 keVが最も高く,腫瘍径に依存して低下した.変動性は撮像条件により変化し,撮像時間の延長により改善した.【結語】モンテカルロシミュレーションにより177LuイメージングのSPECT撮像条件ごとの定量値の精度と変動性を明らかにした.</p>

収録刊行物

参考文献 (23)*注記

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