実装科学の視点からみた保健師の事業化・施策化能力の課題

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タイトル別名
  • Challenges in Health Service Development Capacity of Public Health Nurse from the Perspective of Implementation Science
  • ジッソウ カガク ノ シテン カラ ミタ ホケンシ ノ ジギョウカ シサクカ ノウリョク ノ カダイ

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抄録

【目的】保健師の事業化・施策化能力の向上に向けて、既存の能力項目では不十分な点を、実装科学の視点から明確化することとした。【方法】先行研究で明らかにされた事業化・施策化能力の項目(以下、事業化・施策化項目)と実装科学に基づく項目(以下、IDAS項目)をエクセル上に並べ、対応する項目の内容を比較検討した。【結果】157の事業化・施策化項目がIDAS 項目と対応していたが、IDAS項目にのみ見られた項目は、【事業特性】3項目、【内的要因】1項目、【個人特性】1項目であった。【結論】事業化・施策化能力において、エビデンスに基づく実践を推進するために、新たに自地域にエビデンスを適応させること、部署・職場内でのリーダーシップを発揮すること、個人が自己効力感を持ち実践することができる学習機会の設置や研修プログラムの開発、実際の事業化・施策化展開過程におけるオンザジョブトレーニングを行う重要性が示唆された。

収録刊行物

  • 大阪大学看護学雑誌

    大阪大学看護学雑誌 30 (1), 55-63, 2024-03-31

    大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862643875507200
  • NII書誌ID
    AN1048165X
  • DOI
    10.18910/94630
  • ISSN
    21898820
  • HANDLE
    11094/94630
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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