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説明
LLM(大規模言語モデル)を用いた生成AIの技術の進歩はめざましく,プログラムのコード生成の技術をプログラミング教育に応用する試みは注目されている.本稿では,OpenAIのAPIを用いて,エラーを含むC言語のプログラムとエラーメッセージをLLMに入力として取り込み, 適切な助言を出力するバーチャルTA(Teaching Assistant)システムを初心者レベルの学習者向けに試作し,その適確性を評価する.プログラミングエラーの中で,構文エラーと意味エラーについては概ね適確な助言が生成されており,学習者にとって自力で問題解決するのに十分であるが,論理エラーに対しては,いくつかのケースで一般的な説明に終始する程度の助言だけであったが,適確な助言を生成できている場合もあり,全般的には提案システムの有効性は確認できた.
収録刊行物
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- 甲南大学紀要.知能情報学編
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甲南大学紀要.知能情報学編 16 (2), 7-16, 2024-02-28
甲南大学知能情報学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390862699742390144
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- NII書誌ID
- AA12335282
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- ISSN
- 27585425
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可