大学の日本語授業において「問う力」を養成する意義
書誌事項
- タイトル別名
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- ――「問い」の評価基準の変化と学生の成長 ――
説明
留学生を対象とした大学の日本語授業において、意義のある「問い」を立てる「探究活動」プロジェクト を行う中で、問いやその評価について教員が学び、教育活動の改善を通して学生が良質な問いを立てられる ようになるための学習デザインの確立を目指した。具体的には、「質問づくり」の練習を重ね、「良い問い」 について学生同士で話し合ったり、問いを評価するルーブリックを作ったりする活動を行った。本研究では、 「問う力」を養成する意義について、履修生に対する修了直後のアンケート、修了後半年以上経過した元履 修生に対するアンケートおよびインタビューを実施し、「問い」の評価基準の変化と学生の成長という観点 から分析を行った。その結果、学生が考える「良い問い」が、形式重視の質問から思考を促す質問に変化し たことがわかった。また、学生は探究活動を通して、言語能力の向上だけでなく、思考力が身に付いたと認 識していた。このことから、大学の日本語授業において「問う力」を養成するために行う活動は学生の言語 能力と思考力の向上を促すという意義が確認できた。
収録刊行物
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- APU言語研究論叢
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APU言語研究論叢 9 (0), 31-43, 2024-03-30
立命館アジア太平洋研究センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390862699743772544
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- ISSN
- 24321389
- 24321370
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可