学習成果の把握のための卒業生調査のあり方について : 第三者評価の観点を踏まえて

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タイトル別名
  • How to Conduct a Graduate Survey to Understand Learning Outcomes Based on the Request for Third-party Evaluation
  • ガクシュウ セイカ ノ ハアク ノ タメ ノ ソツギョウセイ チョウサ ノ アリカタ ニ ツイテ : ダイサンシャ ヒョウカ ノ カンテン オ フマエテ

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抄録

今後、「教学マネジメント指針」等の指摘を踏まえて、卒業生調査の充実が求められることが予想される。卒業生調査は、基本的に、各大学の教育改善のニーズに基づいて実施されるべきであるが、他方で、大学経営に大きな影響がある第三者評価のエビデンスとしても求められている。卒業生調査は大きなコストがかかるため、各大学の教育改善のニーズと別個に第三者評価の観点を踏まえた調査を実施することは適切ではない。このため、本稿では、今後の認証評価等の第三者評価の受審の準備を想定して、第三者評価の観点を踏まえた卒業生調査のあり方を検討した。検討の結果、基本的な考え方として、調査内容に は教育プログラムごとの学位授与方針に則した学習成果の確認を設定することが適切と思われること等を示した。また、調査結果の改善への活用を促進するためには、卒業生調査をアセスメントプラン等に位置付けることに加えて、全学、各部局で十分な問題意識の共有が行われる必要があること等を示した。

収録刊行物

  • 大學教育研究

    大學教育研究 32 79-94, 2024-03-31

    神戸大学大学教育推進機構

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