自然科学系異文化間教育プログラムの構築と検証 : 神戸大学「工学サマースクール2023」実践を通じて

DOI HANDLE Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Intercultural Education Programme in Natural Sciences: Educational Practices in ‘Kobe University Engineering Summer School 2023’
  • シゼン カガクケイイブンカ カン キョウイク プログラム ノ コウチク ト ケンショウ : コウベ ダイガク 「 コウガク サマースクール 2023 」 ジッセン オ ツウジテ

この論文をさがす

抄録

本稿はKobe University Engineering Summer School 2023 について報告する。2023 年度より本サマースクールは文部科学省「令和4 年度大学の世界展開力強化事業」に採択された「世界的課題解決に向けた工学系グローバル人材育成のための国際共修/協働学修プログラム」の一環として実施している。このサマースクールは、海外交流大学から渡日する工学系の学生らを対象として、主に神戸大学工学部・工学研究科・システム情報学研究科の学生らとの交流を図りながら共修を行うことを主な目的としている。このサマースクールにおける分野越境的な支援を検討することで、本稿は以下の3 点を提案する:(1)短期留学生の日本でのキャリア形成支援において、渡日前の事前学修として日本での就職事情を知ることが渡日後の学びをさらに深めるという点で有益である。(2)Project-based Learning(PBL)型ワークショップは、学生間のコミュニケーションを促進する上で有効である。(3)このプログラムをより効果的なものにするためには、工学系の専門性を主軸としつつ日本語などの社会文化的な視点をプログラムに組み込むアプローチが考えられる。

収録刊行物

  • 大學教育研究

    大學教育研究 32 219-238, 2024-03-31

    神戸大学大学教育推進機構

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ