集団を志向する「特別の教科 道徳」の授業開発と実践 -小学校第5学年における「森の絵」を題材にして-

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  • Development and Practical Implementation of a Class on Group-oriented “Special Subject Moral Education”:On the Theme of “Forest Drawing” in the Fifth Grade of Elementary School

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抄録

本研究は、道徳科の授業の開発と実践について検討したものである。対象としたのは小学校第5学年の「森の絵」を教材とした授業である。検討の結果、児童が集団を志向する道徳科の授業の可能性が示唆された。授業の開発は、教師と研究者が協同で行った。3度のWeb会議では、教材の問題点をあぶり出し、内容項目との関連について検討した。加えて、児童の発達等も配慮し、彼らが集団へと視野を広げられるような授業案を作成した。上記の授業案を実践することで、児童たちには「自分のため」から「集団のため」に自分の役割を果たそうとする意識の変容が見られた。その後、音楽会や自然学校といった日常の生活場面においてもその意識をもちながら、自分にできることを行おうとする姿が見られるようになった。

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