看護師が行う心不全患者とその家族への意思決定支援に関する文献検討

書誌事項

タイトル別名
  • カンゴシ ガ オコナウ シンフゼン カンジャ ト ソノ カゾク エ ノ イシ ケッテイ シエン ニ カンスル ブンケン ケントウ
  • Literature review on decision making support for heart failure patients and families by nurses

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抄録

看護師が行う心不全患者とその家族への意思決定支援について文献検討を行った.医学中央雑誌Web版を用い,「心不全」「意思決定支援」をキーワードとして検索した結果,対象文献は9件であった.文献から意思決定支援を行う時期,場所,患者と家族に行う支援内容について抽出し,質的帰納的に分析した.看護師は,【患者のこれまでの病気との歩みを知り患者の価値観や今後の希望を把握する】【患者の意思が病状の変化で変わっていないか確認しながらインフォームドコンセントの場を調整して患者の意思決定を支える】【患者の意向に沿えるようにチームで情報共有を行う】【できる限り可能な選択肢を模索・提案して,患者の希望の実現をあきらめない】などを,家族へは,【家族の思いを知りつつ,患者の意思と家族の意思が互いに知れるように調整する】【家族が患者の代わりに意思決定する場合はじっくり考える時間や場を設ける】などの意思決定支援を行っていた.

identifier:http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/850

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