抄録
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令和4年度より取り組んでいる教育課程・指導計画の改訂に向かって引き続き,園内研修を行っている。平成22年発行の教育課程では「月ごとの指導計画から第Ⅰ期~Ⅳ期の指導計画へ」「遊びの連続性の標記」を中心に改訂を行った。今改訂では「幼稚園教育において育みたい資質・能力」に視点を当て,「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」と附属幼稚園の子どもの姿を照らし合わせながら,問題点を明確化するようにしている。現段階で特に気を付けていることは,子どもたちが夢中になって遊でいる姿を記録し,エピソード記述から考察をしたり,写真記録から保育ドキュメンテーションを行ったりする中で理想が先行して実態とは違う教育課程になっていないかを振り返ることである。そのような話し合いを繰り返し,新たな気づきや文章の違和感などを出し合い,さらに話し合いを重ねることで,子どもが主体となっているか,教師の願いがしっかりと込められているかといった附属幼稚園らしさが見える書き表し方に近づいてきた。実態から子どもの姿を読み取り,教育課程に照らし合わせていくことを繰り返してきた研修内容を4歳児の姿を中心に報告する。
収録刊行物
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- センターレポート
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センターレポート 43 22-27, 2024-03
別府大学短期大学部/幼児・児童教育研究センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390862787554707200
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- DOI
- 10.32289/cr04306
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB