実効的チーム学校の構築のためのけが対応時における養護教諭と教員の情報共有の経時的検討

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タイトル別名
  • A Study of Information Sharing Between School Nurses (Yogo Teacher) and Teachers when Coordinating Injury Care for Improving the Effectiveness of a Team School

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抄録

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[要約] 平成27年中央教育審議会答申によると,チームとしての学校を実現するためには「専門性に基づくチーム体制の構築」や「関係者間の情報共有」等が重要である旨が明記されている。しかし,実際には養護教諭がけがの対応をする中で必要な情報が得られず,連携もうまくいかないケースがある。そこで,本研究では,けが対応事例の収集と分析を通して,けが対応時に養護教諭が必要としている情報は何か抽出することを目的とした。ここでは,特に教員と連携するために必要とする情報に注目した。その結果,けが発生時から事後措置までの一連の流れの中で養護教諭が必要とする情報が36項目にも上ることがわかった。また,けが発生時から処置については,児童生徒に関わる情報がすべてを占めているのに対し,事後は児童生徒,保護者,学校組織とさまざまな立場や組織に関わる情報であることが明確となった。

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